50歳代は五十肩、40歳代は四十肩といわれ運動不足や老化により関節や筋肉の炎症がおき、肩、腕、首が動かなくなってしまう症状です。
ギックリ腰も中高年に多い症状で、重いものを持ったときにグキっと音が鳴るように腰椎がずれてしまい、五十肩同様に動かなくなってしまいます。
肩は常に腕をぶら下げていて腰は上半身を支えているため、二足歩行の人間にとっては相当の負荷がかかっています。
中腰の状態が長時間続いたり、荷物の積み降しなど腰に負担のかかる仕事の方は常にギックリ腰になる可能性があります。
最近は子育て中のお母さんの患者さんも増えているそうで、赤ちゃんを抱っこしたり授乳による肩こりなどから発症するものと考えられます。
食生活の偏りや社会的ストレス、運動不足などが原因としてあげられますので、規則正しい生活習慣や適度な運動を心がけましょう。
五十肩やギックリ腰はまず安静を保つことが大切で、無理に伸ばしたりひねったりすると後遺障害が残ってしまうこともありますので、医師の適切な処置が必要です。
ギックリ腰や五十肩にならないための予防としては、血行をよくすることです。クーラーや冷たいものの摂りすぎであまり体を冷やさないことや、マッサージなども予防になります。