耳鳴りは、一時的にも起こりやすく、誰もがその症状を経験したことがあるはずです。慢性的な耳鳴りに悩み、病院での診察を受けた結果が、異常がない、原因がわからないなどの診断も多く、耳鼻咽喉科でも正確な診断や治療を行ってもなかなか完治しないやっかいな病気です。
耳鳴りの症状にも個人差がありますし、毎日の生活音や人混みの中にいると、耳鳴りの音がかき消されてしまい自覚症状がないだけの方も多いようです。
現在、大阪・神戸・名古屋・沖縄・東京・神奈川・滋賀に頭鳴りや耳鳴りを専門的に治療してくれるところがあります。
耳鼻科では効果の無い薬を延々と出され続けるだけなので、
体の芯から、根本的に頭鳴りを改善させたい方にお勧めです。
詳しくは以下のリンクバナーをクリックしてご覧下さい。
耳鳴りの症状は多岐にわたり、片耳だけに聞こえる場合、両耳から聞こえる場合もあります。その聞こえ方にも色々あって、キーンといった音、ピーという高い音、ジーとかブーンといった音の場合もあります。低音の耳鳴りであれば、ボーっという音やドドドドという音が聞こえることもあります。
また、一時的に耳鳴りの音が聞こえることもありますし、頻繁に起こることもあります。
ずっと休みなく鳴り続ける耳鳴りもあります。
耳鳴りの聞こえ方の種類の多さにより、原因を特定することも難しくなっています。
耳鳴りが発症していると思った方は、病院の耳鼻咽喉科で、耳や脳の検査を行う必要があります。
(参照)
耳鳴り症状、音の種類について
http://www.miminari-web.net/shoujou/
耳鳴りをその発生原因に分けて分類すると、数十種類にも分けることができます。
多くは生理的な耳鳴りです。誰にでも発生している生理的な耳鳴りで、特に異常というものではありません。
自覚的耳鳴は、自分にだけ聞こえる耳鳴りです。
他覚的耳鳴りは、他人にも聞こえます。筋肉のけいれんによる音です。
老人性難聴や騒音性難聴でも耳鳴りがします。
ストレスや疲労による耳鳴り、血行不良も耳鳴りの原因です。耳の異常、ウイルス感染でも耳鳴りが発症します。
その他、急激な気圧の変化、腫瘍が原因となる耳鳴りも存在します。
こうした耳鳴りは、原因も違えば、音も違います。治療法や予防法も全く違いますので、必ず医師の診断による適切な治療を行ってください。
病院や耳鳴りの専門院などに来られる方は、さまざまな耳鳴りの症状を訴えています。
トンネルやプールなどで経験する気圧の変化による耳鳴りなどは一時的ですので、あまり気にしない方も多く、耳鳴りの症状が解消されたら、耳鳴りのことはすっかり忘れてしまうのが通常です。
一時的な耳鳴りは、身体の異常ではありません。怪我をして、出血しても、自然治癒で次第に傷が治り、元の皮膚に戻るのと同じようなイメージです。人間の生理現象の一つとして、一時的な耳鳴りを感じても、心配することはないでしょう。
本当に耳鳴りに悩んでいる方は、耳鳴りの症状が慢性的、あるいは断続的に続くような方です。
耳鳴りが気になって、十分な睡眠がとれない方も多いようです。
耳鳴りの治療を行ううえで、耳鳴りの世論調査を参考に、どのような症状があるのかをパターン化して、早急に原因を突き止める方法がありますが、治療を行ううえでは、同じような耳鳴りの症状が多く、原因の特定が難しくなっています。
その調査によると、
・耳の閉塞感を感じた後に耳鳴りを自覚するようになった
・以前から耳鳴りが気になっていたが、最近になってより強く感じるようになった
・風邪や中耳炎を患い、耳鳴りが発症した
・突発性難聴と診断され、治療後に耳鳴りが始まった
・気づいたときには、すでに耳鳴りが始まっていた
・突然、耳鳴りが始まり、不安になってその音に囚われるようになってしまった
・病院に行っても原因不明だと言われた、
など、耳鳴りの調査を行うと、いずれもいつの間にか耳鳴りが始まり、その後も続くようになったという意見が多くなっています。
「何が原因なのかわからないが、不安なので、とにかく耳鳴りを治療して欲しい!」
といったところが本音でしょう。
耳鳴りの音も世論調査などで結果が出ていますが、とにかく人それぞれに特殊な音が聞こえてくるようです。他人の耳に入る音を同様に聞くことはできませんので、さまざまな表現になります。
世論調査で多い耳鳴りの音は、ジーというセミの鳴き声のような音、キーンという高い金属音、ピーという電子音でした。
これらの3つの音が最も多く、それ以外では、ブーンという重低音、ゴォーというジェット機の音、ブクブク、ボコボコといった痙攣音、ザッザッという拍動性の音、ヒュルヒュルーという異次元の音など、耳鳴りの音の聞こえ方は、種類が多いために戸惑う方が多いようです。
耳鳴りの音の種類と病気の原因・根拠には関連性がなく、はっきりと原因がわかる耳鳴り以外は、同じような治療が行われるのが現状です。
突然「キーン」というような音と共に不快な気分になり、その後も断続的に耳に音が鳴り響く耳鳴りは、自分にだけ聞こえる音です。その音もセミの鳴き声のようなジーンという音、キーンという高い金属音など、聞こえ方もさまざまです。
耳鳴りの音で多いのが「キーン」という音です。
その原因は?というと、よく知らない方も多いはずです。
そこで、最も多いキーンと鳴り響く耳鳴りの原因について解説します。
音が聞こえるってどういうこと?
http://www.toa.co.jp/otokukan/otomame/theme1/1-1.htm
同じ耳鳴りでも、一時的に発生するような場合は、病気ではありません。
例えば、トンネルに入ったとき、エレベーターで高いところに登ったとき、静かな場所に入ったとき、気圧の変化や周囲の音の急激な変化により、耳鳴りがすることがあります。こうした耳鳴りは誰にでも発生しますので、気にすることはありません。
それよりも慢性的に続く耳鳴りには注意を要します。
慢性的な耳鳴りは、音を聞くための機能を持つ耳の器官のどこかが病気になっている可能性があるからです。また、耳ではなく全身疾患など体全体の不調から生じることがあります。
音は、振動として耳の内耳に伝わり、電気信号に変えて、神経組織を伝わり脳へと伝達されます。脳に入って初めて音を認識します。この経路のどこかで、障害が発生すると耳鳴りが生じます。
他に、ストレスや疲労蓄積、老化現象、糖尿病、血圧異常などの全身疾患が原因となり、耳鳴りが生じます。
慢性的な耳鳴りが発症しているとき、耳の難聴も同時に併発していることが多いことがわかっています。内耳の障害により、難聴が起こり、普段聞こえないような高い「キーン」という金属音が耳鳴りとして聞こえてきます。
例えば、突発性難聴、メニエール病などが代表的な耳鳴りと共に併発する耳の病気です。
ストレスが溜まっていると、不快な音を拾いやすくなります。普段は気にならない、「キーン」という音も、脳が過敏に反応し、耳の中でこだまするかのように聞こえてきます。
現在、大阪・神戸・名古屋・沖縄・東京・神奈川・滋賀に頭鳴りや耳鳴りを専門的に治療してくれるところがあります。
耳鼻科では効果の無い薬を延々と出され続けるだけなので、
体の芯から、根本的に頭鳴りを改善させたい方にお勧めです。
詳しくは以下のリンクバナーをクリックしてご覧下さい。
耳鳴りの音は、聞こえ方に個人差があり、人それぞれに表現の仕方が違うため、どの音が耳鳴り特有の音なのかを特定することは難しくなっています。また、片耳だけに聞こえたり、両耳から聞こえたりすることもあります。
耳鳴りの聞こえ方は、キーンとかピーという高音が多く、他にもジジーとかブーンという虫の羽の音、ボーという低音の耳鳴りなど、音の鳴り方もさまざまです。耳鳴りの音の鳴り方だけでその発生原因や発生個所を判断することは難しく、正しい病気の診断は耳鼻咽喉科での聴力検査や脳の検査が必要です。
音の鳴り方により、耳鳴りを分類することができます。
前項で解説したように、耳鳴りの音の種類を分類してみても、「この音がするから、この病気だ!」「この音の原因は、これだ!」といった音の分類ができないところが診断の難しいところです。
耳鳴りは、あくまでも症状の一つです。耳鳴りだけがする場合でも、小さい音であれば、身体の異常ではないと判断されるからです。
それよりも耳鳴りを感じたときに、その他の耳の異常が発見されることがあります。例えば、突発性難聴やメニエール病、急性低音障害型感音難聴、耳管狭窄症、耳管開放症などです。これらの病気も、複数の原因が複雑に絡み合って発症します。
耳鳴りは、原因不明という医師が多いのも、原因が特定しにくい、複数の要因が考えられるからにほかなりません。
耳鳴りがひどいときには、必ず病院やクリニックの耳鼻科での検査と治療を受けることが大切です。
急性の内耳障害による耳鳴りは、早期であれば完治しますが、時間がたつと進行し、治療しても治らなくなっていきます。そのため、耳鳴りがひどい場合は、できるだけ早期に耳鼻科での診察や検査が必要となります。
治療が必要な耳鳴り、治療が必要ではない耳鳴りを診断するのは、専門家である医師にしかできないことです。
耳の構造と働き
http://dr-guide.net/igaku/耳の構造と働き/
病院やクリニックでは、外耳道や鼓膜の状態を診察します。
そして、聴力検査を行います。
問診では、耳鳴りの音の種類や程度について質問されます。
さらに詳細な検査が必要だと診断された場合は、鼓膜の動きを調べる検査、内耳障害の有無を調べる検査を行います。
加えて、聴神経や脳の内部を調査するために、MRIなどの画像検査が行われます。
代表的な耳鳴りの検査は、聴力検査、耳鳴り検査、SISI(内耳障害検査)、ティンパノメトリー(鼓膜や内耳の病気)、側頭骨CT検査、頭部MRI、頭部MRAです。
耳鳴りの原因が明らかで、耳の外耳、中耳、鼓膜などに異常が見られる場合は、治療を行います。
投薬治療は、万能薬はありませんが、リドカインという薬を静脈注射すると、耳鳴りが一時的に解消することが多いようです。すぐに元に戻ることが多いので、現在では使われていない薬です。
同じ薬でも耳鳴りに有効とされる漢方薬が処方されることがあります。漢方薬も確実に効果があるものが特定されていないのが現状です。、牛車腎気丸、釣藤散、加味逍遥散などが処方されますが、患者によっては全く効かない場合があります。
難聴を伴う耳鳴りであれば、補聴器を装用することで、耳鳴りがしなくなることがあります。耳鳴りがきっかけで初めて補聴器を装用される方も多く、補聴器が耳鳴りを抑制することもわかってきています。
近年、音響療法(TRT)「耳鳴り順応療法」を行うケースが増えています。新しい視点による耳鳴り理論を元にした治療です。補聴器ではなく、サウンドジェネレーターという器械を装用します。TRTでは、耳鳴りを意識しないように脳に刷り込んでいきます。
耳鳴りは、その原因がはっきりしない場合もあり、原因の特定をすることが困難です。医師による診察や検査の結果、外耳、鼓膜、中耳などに明らかな異常がみられる場合は、その治療を行います。
内耳の障害による耳鳴りにおいては、感音難聴に伴う症状として耳鳴りが発生しています。慢性化した耳鳴り、内耳や聴神経が原因で起こる耳鳴りでは、薬による治療が行われます。耳鳴りに有効な薬、確実に効く薬は、今のところ確定しているわけではありません。
同じように見える薬でも、西洋医学で使われる薬と漢方薬との2つに分かれています。
西洋医学で使われる耳鳴りに有効な薬は、原因が特定できない病気であることから、どの薬が効くものあるかを特定しにくくなっています。耳鳴りに有効な薬は今のところ決まっていないと考えていただいてもいいでしょう。
内服薬以外の注射薬では、「リドカイン」という薬が耳鳴りに有効だということがわかっています。リドカインを静脈注射すると、7割以上の確率で耳鳴りが解消します。
ところが、1~2時間ほどしか効果がなく、その後元の耳鳴りが発症します。一時的に耳鳴りを止めたい場合や耐え難い音がするようなひどい耳鳴りの場合にしか使われなくなってきています。
漢方薬にも耳鳴りに有効な薬があり、牛車腎気丸、釣藤散、加味逍遥散といった漢方薬が処方されます。しかし、耳鳴りに効くとされているこれらの漢方薬も全ての方に有効なものではありません。漢方薬は、有効な治療法が見つからず、何を試してもだめだった方にとって、一度試してみると効果があるかもしれない薬、といったところです。
漢方薬は、即効性があるわけではなく、毎日継続して飲み続ける必要があります。
すぐに飲んで耳鳴りが改善しないからと諦めるのではなく、1~2週間程度服用し、様子を見てください。
一定期間様子を見て、耳鳴りがよくならないのであれば、そこで打ち切ったほうがいいでしょう。漢方薬は、誰にでも効くものではありませんし、耳鳴りに関しては、飲み続ければ、いつかは効き目が現れるような薬ではないからです。
耳鳴りの治療では、薬や漢方薬による治療を行いますが、確実に耳鳴りが改善するものではありません。そのため、その他の治療法を行うことがあります。耳鳴りの治療法にもいろいろありますが、その理由も原因が不明確であったり、人それぞれに違った原因により耳鳴りが発症しているからです。
耳鳴りを発症している場合、同時に難聴を併発している方がほとんどです。その際、補聴器を装用することがあります。難聴で補聴器を装用している方は、補聴器を使っていると、耳鳴りが軽くなっていることがあります。
耳鳴りが始まっていて、まだ補聴器を装用していない方は、一度補聴器を試してみると、耳鳴りが改善することがあります。耳鼻咽喉科でも補聴器により耳鳴りが抑制されることがわかっており、耳鳴りが気になる方には、ぜひ試してもらいたい治療法です。
補聴器とよく似たサウンドジェネレーターと呼ばれる器械を使用し、脳が雑音を感じる仕組みからアプローチした新しい治療の取り組みが始まっています。これは、TRT(Tinnitus Retraining Therapy)と呼ばれ、日本語に訳すと、「耳鳴り順応療法」です。
TRTでは、脳が意識する音、意識しない音を調整していることから、耳鳴りを意識させないように脳の修正を行います。
補聴器に似た器械、サウンドジェネレーターは、静かな雑音が流れていて、普段の生活のなかでも、雑音を聞き続けるような環境を作り出します。こうして、脳が耳鳴りを意識させないように習慣づけを行っていく治療法です。
最後の治療法は、耳鳴りが解消するマッサージやツボを押さえる方法です。耳鳴りの原因はさまざまです。膿や腫瘍、耳の部分の血行障害、ストレスによるものなどそれぞれの治療法が異なります。これ以外にも、耳鳴りは重大な病気の症状の一つとして現れることが多く、注意を要します。
その中で耳の部分の血行不良やストレスが原因であれば、ツボマッサージを行うことがあります。
耳鳴りに対応しているツボは、手の甲の中渚ツボ、血行促進を行うなら、耳の手前の聴宮と耳門のツボが有効です。
耳たぶには他にも角孫、翳風などのツボがあります。
百会は、ストレスを和らげたいときに有効なツボです。
足の部分には、太谿と呼ばれるツボが内くるぶしの近くにあり、リラックス効果があり、耳鳴りにも有効です。
耳鳴りは、その発症の原因がさまざまです。音の種類により、明確な原因や症状の分類ができないために、自己判断のできない病気です。その他、耳鳴りに関連する病気により、症状が出ていることもあり、耳鼻咽喉科の専門医の診察による正確な病気の判断と治療を依頼するしかありません。
耳鳴りを伴う病気であった場合は、耳鳴りよりも危険な状態になっていることもあります。耳の内部に膿が出て溜まっていたり、腫瘍が見られる場合は、外科的な治療が必要です。耳の部位に近い血管に異常があれば、血流障害の疑いがあり、血行をよくする治療を行います。
ストレスや精神的な疲労が溜まっている場合は、そのストレスを無くしたり、休息を取ったりします。
他にも加齢、糖尿病、血圧異常が全身疾患を招き、耳鳴りを生じさせます。
耳鳴りで問題となるのは、関連する症状です。多くは難聴と共に発症することが多く、その場合は内耳の病気にかかっている可能性が高くなります。内耳の障害による難聴は、耳鳴りがきっかけとなりわかることがあります。
内耳の障害は、音を聞き取り脳に伝える細胞が破壊されており、早期に治療を行う必要があります。
難聴になっていた場合は、高い音を聞き取ろうとして、普段聞こえないような高いキーンというような耳鳴りを聞くことが多くなります。脳にとっても不快な音になりますので、耐え難い苦痛を感じます。
こうした耳鳴りの背景にある原因となる病気は、突発性難聴、メニエール病、ストレスや加齢といったものが多くなります。
特に突発性難聴は、片耳あるいは両耳が聞こえなくなります。耳鳴りやめまいを併発します。内耳の障害が原因ですが、確かな原因がわかっているわけではありあません。
メニエール病は、激しいめまいが起こる病気です。同時に難聴や耳鳴りを併発します。こちらも内耳の障害として考えられており、リンパ液が溜まり、水膨れのようになります。
ストレスや加齢は病気ではありませんが、耳鳴りは誰にでも起こる可能性が高い、ということがよくわかります。
耳鳴りを改善するには、ツボによるマッサージが有効です。
ツボがわかっていても、押し方や頻度などにより、その効果の現れ方も全く違います。
ツボを知っていても、押し方を間違えると、逆効果となり、身体を痛めてしまうことがあります。できれば、ツボ専門のマッサージ師による施術を受け、耳鳴りに効果のある正しいツボを押さえてもらうようにしましょう。
手の部分にも、耳鳴りに有効な中渚・外関というツボがあります。
耳の部分や首の後ろ部分だと鏡がないとセルフケアが難しいとは思いますが、手の部分のツボは、時間のあるとき、寝る前の時間、待ち時間などにマメにツボを押さえることができますので、実践しやすいツボマッサージです。
代表的なツボをご紹介しましたが、他にも耳鳴りや耳の病気に効果的なツボはたくさんあります。
定期的にツボマッサージの専門家の施術を受けて、身体全体の体調を維持すると予防効果も高まります。
音がしていないのに、自分にだけ「キーン」とか「ジー」といった特徴的な音が聞こえてくる症状です。耳鳴りの音にも個人差がありさまざまです。セミの鳴き声のような「ジーン」という音、「キーン」という高い金属音などがよくある耳鳴りの症状です。
耳鳴りを感じる人は、意外と多く、耳鳴りは常に発生しているけれど、気にならない程度の音だというのが正常な状態です。こうした耳鳴りが、日常生活で苦痛を感じるほどになる人は、全体の1~2%程度です。睡眠に支障が出る方も同程度いるようです。
耳鳴りは、その本人にしか聞こえず、聴診器では聞き取れないため、耳鳴りの診察では、問診やいくつかの検査を行い診断しています。
種類が多い耳鳴りを、大まかに数種類に分類すると、高音型耳鳴り、低音型耳鳴り、断続型耳鳴り、破裂音型耳鳴り、共鳴型耳鳴り、自声強調型耳鳴り、過敏型耳鳴りなどに分けることができます。
音にすれば、「ジー」というセミの鳴き声のような音。
「キーン」という高い金属音のような音。
「ピー」という電子音のような音が、
最もよく見られる耳鳴りの症状として知られています。
現代医学では、全ての耳の病気や症状が解明されているわけではありません。耳鳴りは、耳や体の他の部位の病気による症状の一種であることが多く、耳鳴りだけを病気として捉えることは少なくなっています。
内耳の障害の場合は、感音難聴を伴っており、難聴に対する治療、薬物による治療が行われます。投薬治療も漢方薬による治療も、確実に耳鳴りに効き目のある薬はありません。注射薬では「リドカイン」の静脈注射により、一時的に耳鳴りを抑制できることがわかっています。
他に補聴器やサウンドジェネレーターによるTRT治療が実施されています。
また、耳鳴りによく効くツボも体の各部位にたくさんあるため、ツボマッサージによる施術も耳鳴り予防と改善には有効だと言われています。